愛煙家のみなさん、喫煙を今すぐ止めなくてはならないのか|人間ドックの健診ログ
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愛煙家のみなさん、喫煙を今すぐ止めなくてはならないのか
愛煙家のみなさん、喫煙を今すぐ止めなくてはならないのか
非喫煙者と比べて・・・
吸い過ぎかな??
吸い過ぎると≪肺がん≫の可能性が・・・
CT撮影で早期発見!!
肺がんによる死亡リスクの軽減!!
■非喫煙者と比べて、がんでの死亡者(倍数別)
日本の死因原因第1位 『がん』(悪性新生物)その原因の一つに上げられるのが喫煙です。『がん』の中でも肺がんがもっとも多く、非喫煙者と比べて肺がんの死亡率が
4.45倍
高く、肺がん以外のリスクも高い傾向があります。
その他にも口腔(こうくう)・咽頭(いんとう)がんが3倍、 食道がんは2.24倍、膵臓(すいぞう)がんは1.61倍です。
その他のがんと同様に、肺がんの早期発見はとても重要です。
影響が出るのはがんだけではなく、死因第2位の脳卒中(脳出血や脳梗塞脳出血)や、第3位の心臓病(狭心症や心筋梗塞)は、血流が悪くなり起こりうる病気でもある為、喫煙からくる病気の一つでもあります。
まさに百害あって一利なしです。
■非喫煙者と比べて、肺がんでの死亡率(本数別)
吸う本数でも危険性は異なり、1日に1〜4本吸う人の肺がんでの死亡リスクは、非喫煙者の
2.5倍
に対して、1日に35本以上吸うヘビースモーカーは
8.4倍
まで高まります。
また、味覚や嗅覚の機能が低下します。
タバコに含まれているニコチンは舌にある味を感知する「味雷」(みらい)の感度を低下させて鈍くさせてしまいます。
嗅覚は煙などで鼻の粘膜が傷つき嗅覚が鈍り、タバコを吸っている人が自分の匂いに鈍くなるのもこれが原因です。
■部位別がん死亡率(男女別)
男性と女性で、がんの種類を別々にみてみましょう。
死亡率1位の「肺がん」は男女ともに高い結果となっています。
【 男子 】
【 女子
】
この結果を見る限り、愛煙家には肺がんがいつあなたに襲ってくるか分りません。
そんな恐怖を感じながら喫煙をして、ご自身の体の事を知らずにいる事の方が本当の恐怖なのかもしれません。
検診によって初期の段階で発見し、適切な治療をして高い確率で治癒する事が大切です。
特にがんは初期症状に明確な症状がない為、ご自身による自覚・判断が出来ません。
また、肺がんと診断されてからの5年間の生存率はわずか
約15%!
早期発見が出来れば、以前は「不治の病」とも言われていました「がん」も現在では、
約50%
の方が治るようになりました。
この恐ろしい肺がんは、通常の健康診断で胸部のレントゲン撮影による早期発見は、ほぼ不可能なのが現状です。
人間ドックで胸部のCTを撮らなくては、早期発見は難しいでしょう。
喫煙をする方には特に早期の受診をお勧めいたします。
2013.01.07
人間ドックの健診ログ、サイトリニューアルしました。