「最近、太ってきたかな?」と思ったら、まず自分の肥満のタイプを知ることが大切です。肥満には「皮下脂肪型」と「内臓脂肪型」があり、健康リスクが大きく異なります。
肥満のタイプ
1. 皮下脂肪型肥満
皮下脂肪は、皮膚のすぐ下に付く脂肪です。二の腕やお腹周りを触ると柔らかくつまめるのが特徴です。女性に多く見られるタイプで、見た目には分かりやすいものの、健康リスクは比較的低いとされています。
2. 内臓脂肪型肥満
内臓脂肪は、腹腔内の臓器の周りに付く脂肪です。お腹を触ると硬く感じるのが特徴で、男性に多く見られます。内臓脂肪が過剰に蓄積すると、メタボリックシンドロームの原因となり、動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞などのリスクが高まります。
肥満の判定基準
日本では、以下の基準で肥満を判定します。
- BMI 25以上:肥満(BMI = 体重kg ÷ 身長m ÷ 身長m)
- ウエスト周囲:男性85cm以上・女性90cm以上で内臓脂肪蓄積の疑い
肥満が引き起こす健康リスク
- 生活習慣病:高血圧・糖尿病・脂質異常症
- 心血管疾患:狭心症・心筋梗塞・脳卒中
- 睡眠時無呼吸症候群:いびき・日中の眠気
- 関節疾患:変形性膝関節症・腰痛
- がん:大腸がん・乳がんなどのリスク上昇
肥満の改善方法
1. 食事の見直し
野菜を先に食べる「ベジファースト」や、よく噛んでゆっくり食べることを心がけましょう。揚げ物や甘い飲み物は控えめに。
2. 運動習慣
ウォーキングなどの有酸素運動を1日30分以上行いましょう。無理のない範囲で継続することが大切です。
3. 睡眠の確保
睡眠不足は食欲を増進させるホルモンの分泌を促します。7時間程度の質の良い睡眠を確保しましょう。
まずは健診で自分の状態を知ろう
肥満かどうかは、見た目だけでは判断できません。人間ドックでは、BMI・体脂肪率・ウエスト周囲・血液検査で、自分の肥満タイプと健康リスクを正確に把握できます。気になる方は、まずは健診を受けてみましょう。
